ダイエットと五大栄養素

ダイエットをするためには、「消費するより多くのエネルギーを体内にとり込まなければ良い」というのは、たいていの人が理解していることでしょう。
しかし、カロリーコントロールばかりを考えていては、ダイエットの成功は難しいものです。

体にとって必要な栄養はいろいろあり、不足しているものがあると、やつれて疲れて見えたり、肌のつやがなくなったり、髪の毛がパサついたりして体調にも影響してきます。
適切なダイエットを実践するためには、栄養に関するちょっとした知識を持つことが大切でしょう。

「栄養素」というのは、一般には食べ物に含まれている主な成分のことをいいます。
栄養素は、生命を維持するためのエネルギー源として必要なものであり、また、生体を構成するのに必要な材料として欠かせない物質でもあります。

人間の場合でいうと、体の生体恒常性をしっかりキープするために外から摂り入れなければならない物には、食べもののほかにも水分や空気、太陽光線などがありますが、これらについては栄養素とは言わないのが普通です。

ダイエットをしている時に、疲れやすくなったり体調を崩したりしてしまう原因の一つとして、体に必要な栄養素の何かが不足しているということが挙げられるでしょう。
栄養素の不足に注意するとともに、特定の栄養素の摂り過ぎや偏りにも、よく気をつける必要があります。

「五大栄養素」とは、たんぱく質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラルのことをいいます。
これらの栄養素のうち、細胞の主要構成物質であるたんぱく質、炭水化物、脂肪を、特に「三大栄養素」といいます。
ビタミン・ミネラルは、「保全素」といい、生命が円滑な代謝を営むのに必要な微量成分です。
ダイエット中でも、これらの栄養素をバランスよくしっかり摂ることが大切です。

たんぱく質は、約20種類のアミノ酸が結合してできている物質です。
この中の9種類は体内で合成することができない必須アミノ酸で、
トリプトファン、リシン、メチオニン、フェニルアラニン、トレオニン、バリン、イソロイシン、ロイシン、ヒスチジンがあります。
必須アミノ酸は、必ず食べものから摂取しなければならず、しかもこれらの必須アミノ酸は、全種類をバランスよく摂取しないと、体内で有効利用されないのです。
ですから、ダイエット中は特に注意が必要です。

脂質は、ダイエット中は避けられることが多いものの、いろいろな働きをする必要不可欠な栄養素です。
摂り過ぎは肥満の原因になりますが、全く摂らないでいると、肌や体調にも影響してきます。
脂質は、活動する上でのエネルギー源でもあり、腹持ちがいいので、上手に摂り入れることが大切です。

炭水化物は、糖質と食物繊維の総称です。
余分な炭水化物は中性脂肪となって体内に蓄積されるため、ダイエットをしている時には、摂りすぎは禁物といえます。
とはいえ、脳や神経系に関しては唯一のエネルギー源ですので、不足すると頭の働きが鈍ってきます。
また、糖質は、ビタミンB1と一緒に摂ることによって、効率よくエネルギーにすることができます

ビタミンは、体の中の代謝を円滑にするために大切な栄養素です。
多くは食べものから摂り込むことになるため、ダイエット中もビタミン不足にならないよう気をつける必要があります。

ビタミンA・D・E・Kといった脂溶性ビタミンは、摂取しても使い切れなかった分は翌日以降に持ち越されるので、摂りだめがききます。
とはいえ、大量に摂ると過剰症になる恐れがあります。
一方、ビタミンB群・Cの水溶性ビタミンは、大量に摂取しても使い切れなかった分は、排出されてしまうので、毎日摂る必要があります。

ミネラルは「無機質」ともいい、体の働きを円滑にするほか、体の構成材料としても欠かせない栄養素です。
体内で合成できないので、ダイエット中でもミネラルを多く含む食べ物を摂ることが重要です。

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